『本当の自由』を見つけ出すには

今の経済社会の中でで生活をしていくには、
年金暮らしで収入のない方、
投資や預貯金で生活できる一部の方を除いて、
何らかの仕事をして必要なお金を稼いぎ、
それを生活のために当てていかなければなりません。

それは人間として生きていくための
最低限必要なこととして多くの人たちが
思っていることでもあります。

短く表現するならば、

「働かざる者食うべからず」

「生きていく以上お金は必要不可欠」

ということになるかと思います。

ところで、これまでの人生で、
誰しも一度や二度、思ったり、感じたりすることが
あると思うのですが、

少しでも時間的、精神的に心に余裕ができた時、
人生とは生涯に渡り、生活のためという、
現実の目的だけで終わってしまうことに、
疑問に思ったことってないでしょうか?

このブログで独自の思想や哲学を
展開するつもりはありませんが、
今の時点での個人的な考えについて、
整理しながら述べていこうと思います。

最近、とみに感じられることととして、
それは仕事に限らず、日常生活全般において言える
ことなのですが、目の前で起きた出来事に関して、

「お前なら、どうする?」

というように、何らかの判断、選択を迫られ、
突きつけられているようにも思われ、
また、強く感じるようになりました。

その時点での状況で異なるのですが、
選択そのものに迷ったり、慎重さが必要だったりと、
いろいろなケースに遭遇します。

さらに突っ込んだ言い方をするならば、
「好きか、嫌いか」という価値感や固定観念、
生き方、信条といった個人的、限定的な基準を
超えた要素が多くなっていくように思います。

では、最終的に私たちが人生で共通して
求めているモノとは、一体何なのでしょうか?

それは『自由』です。

この言葉ついては、人の生き方、生き様と
密接に結びつきがありますので、
人によって意味の捉え方、解釈が微妙に、
あるいは大幅に異なってくることがあります。

そのため、“共通認識”として、
どのように個人で受け留めていけるかが
鍵となっていくように考えられます。

さらに私たちが『自由でいたい』その本当の理由であり、
望んでいるのは、

『幸せになりたい』

ということ行きつきます。

ただし、「自由気まま」、「自由奔放」などの表現が、
本質的な『本当の自由』ではなく、
“単なる上部だけ表面的な自由”を意味に捉えていると、

「自由の意味を取り違えている、
 もしくは勘違い、思い違いしている」

そんなケースもありますので、より心の内面への観察と
注意深さといったことが重要になってきます。

また、『本当の自由』とは、

お金が潤沢にあったら、
時間に余裕ができたら、
最適な情報が得られたら、
チャンスやキッカケがあったなら、
何から始めたらいいかわからないから、
じっくりと考えた末とか、

そのような自らが想定し、作り上げた
“条件づけ”の設定や概念となりがちになりますが、

実のところ、そういった理想論や方法論ではなく、
意外と思われるかも知れませんが、
“最も身近な現実”にヒントがあります。

よりわかりやすく言えば、
目の前で起こる出来事や人間関係など、
一見問題や課題と思われる事柄と、

“どのように向き合うのか”という姿勢、捉え方、
対応の仕方といった、

つまり、『行為、行動』にヒントがあります。

とにかく『行動』することによって、
その経験を通して生み出されるものは、
頭に入ってくる単なる「知識」ではなく、
身を持って識る智慧に根付いた、
『智識』を得ることなのです。

楽しい、嬉しい、喜び、ワクワク、順風満帆といった、
容易で肯定的に受け容れ易い心境だけではなく、

悲しみ、辛い、苦しい、苦境に立たされ、
混乱、波乱万丈、病気、死といった、
困難で否定的で受け入れ難い心境でさえも、

前者と同様に最終的に受け容れることができ、
且つ継続することができたなら、

「肉体は本当の自分ではない」

「本当の自分とは誰なのか」という、

その人自身の『心の変容』が始まります。

さらに、その延長線上にあるのが、

「囚われない」、「手放す」、「放棄する」という、

『本当の自由』へと一歩一歩近づいていく
こととなります。

そのためには、目の前で起こる事柄に対して、
常に自分の心の内側に意識を向けつつ、
注意深く冷静に、客観視を心掛けて、
識別、そして行動していくことが、
とても重要となります。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。
ご興味、ご関心を持たれましたら、
このブログの感想のコメントを一言でも頂けたら
今後の励みになります。

どうぞよろしくお願い致します。

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