「思い通りにいかない」その真意と対処法

私たちは仕事や家事を通して、
普段の日常生活をしている中で、
自分自身の行動を見ていくと、
スムーズにはかどることもあれば、

何らかの障害?邪魔?支障?が入ってしまい、
うまくいかない、はかどらない、
極端に言えば、行動そのものが止まるという
ケースも生じることがあります。

そんな時に思ってしまうのは、
ついていないとか、運が悪いとか、
段取りが悪いとか、挙句の果てには
誰々が悪いというように人のせいにしたり、

ついうっかり無意識に注意を怠ってしまうと、
自分以外の”外側の対象のせい”にして
しまっていることが意外に多いように思います。

また、「思い通りにいかない」という歯がゆく、
焦れったく、もどかしい想いが出て来ることで、
むしろ、自ら精神的に拍車をかけてしまっている
ケースさえあるように思います。

しかし、そのような状態になったことにも、
必ず“理由”、”意味”、”学び”といったものがあり、
心が冷静さを取り戻した時に
より深く考えられるようになり、
ようやく本質が観えてきました。

その本質とは、時間と空間、
つまり『時空間』との向き合い方にあった
ということです。

私たちが生活している現実世界は、
この『時空間』という基準で成り立つている、
と言っても過言ではないように思います。

当たり前に認めざろう得ない傾向もあり、
自分の置かれた状況によっては縛られて、

「ひとりの力ではどうにもならない」

と行き詰まりを感じてしまうこともあります。

つまり、結果として焦りや心配、不安から、
自信を喪失して、心が混乱して自分を追い詰め、
責め続けることで、自分自身を見失うこと
さえあります。

では、どうしたらいいのでしょうか?

切羽詰まっている状況に出くわすこともあり、
また、何とかして早くその心境から
抜け出したいという想いから、

どうしても私たちは手っ取り早く即効性のある
解決方法を望んでしまいがちではありますが…

仮にその解決方法を本やインターネット検索、
人からアドバイスを受けるなど、
外部から見つけてクリアになったとしても、

それは一時的な対処に過ぎず、
根本的な解決、改善には至らない可能性が
十分にあります。

つまり、本当に根本的な解決、改善するには、
不断の努力、忍耐が不可欠であり、
そのための時間を要す必要がある
ということです。

また、その答えは形があり見えるものではなく、
“心”という形のない見えないものに対して、
「どのように向き合っていくか」という、
言わば“つかみどころのないもの”となります。

私たちの習性として、形があり見えるものついて、
価値観、固定観念をつくりやすい側面があり、
実際それがベースとなっています。

一方、“つかみどころのないもの”については、
“形のない見えないもの”であるために、
存在そのものに疑念を持ち、つい過小評価、
もしくは無関心になりがちです。

そして、真実がどちらに在るのかさえも、
全くと言いほどわかっていない、
そのことについて“無知”ということも
気づいていないように思うのです。

厳しい言い方かも知れませんが、

“無知のまま人生を終えてしまう”

そんなことも有り得るということです。

私自身の中で、

「残りの人生を無駄にしたくない!」

という強い想いもあり、探し続けた結果、
今の時点で見出だせたこととして、

“無知の扉”を開けるキッカケとなるのは、

『祈り』、『委ねる』、『謙虚』

この3つのキーワードでした。

意味の捉え方によっては宗教的なイメージとして、
受け留められかもしれません。

ところが、より考えを深めていくと、
“無知”から抜け出して“叡智”へ向かうという
本質の見方であることがわかってきます。

さらにその大前提となっているのが、

『起きていることが正しい』

この自然法則とも言い換えられる
フレーズとなります。

前出の「思い通りにいかない」というケースでも
落ち着いて冷静に振り返ってみたら、
そう思っているのは“心の動き、想い”であることが
わかってきます。

改めて客観視点で観たら、
“現象そのものがただ起きている”だけで、
“それ以外に何もない”というのが事実であり、
それを認めていくしかないということです。

視点を変えたなら、“心が動き、想い”が出てきたことに
付随する形で、“内面の感情が反応している”
それだけのことなのです。

もし、それが本当の真実であるならば、
「思い通りにいかない」というのは、
自分の心が思い込んでする、決めつけている、
信じているという“自我意識(エゴ)の思惑”
であって、

逆説的な表現かもしれませんが、
歯がゆくい、焦れったい、もどかしい、
という想いになった時こそが、

“自我意識(エゴ)の思惑”に気づき、
軌道修正していく、絶好の機会、チャンス“、
と言えるかと思います。

そんな否定的な想いとなった時点で気づくことが
ベスト・タイミングなのですが、
仮にそれが難しく、できなかった場合でも、
『時空間』をうまく利用すればいいのです。

その根拠となる概念は、
意外と思われるかもしれませんが、
実は心の世界は現実世界とは異なり、
“『時空間』が存在していない”のです。

そのため、時間が経ち場所が変わって
たとえ“過去のこと”になったとしても、
最終的にエゴに気づくことができれば、
その時点でOKなのです。

つまり、本人が忘れない限り、思い出せば、
“心の修正”はいつでも可能ということです。

この『心の修正法』『ゆるし』と同等の手法であり、
駆使していくことによって、否定的な想い、
落ち込んだ気持ちから抜け出すための
効果的な手法と成り得ます。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。
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