起きている出来事への正しい向き合い方
2020年7月現在、日本を含む世界で起きている禍、災害は、
今年1月から始まった新型コロナウイルス禍、
そして、近年続いている局地的集中豪雨による被害など、
メディアを通して困難極まりない状況が目に入って来ます。
その結果として、多くの人達が不安や恐怖、不安といった心境にさらされる一方で、
無関心や他人事といった回避する想いを抱く方もいます。
また、地球の温暖化による気象変化、某大国の隠蔽が原因とされたり、
起きた禍や災害に対して何らかの原因を追求しようとするものの、
それによって今の状況が好転する保証などは、どこにもありません。
先日、妻との会話で昨今の状況について、
「地球滅亡に向かっている」
そんな言葉が出てきました。
確かに世界中で近年起きている禍や災害を、
現象という視点だけで見てしまうと、
ネガティブな想い、感情が出てくるのは、
当然の結果だと思います。
実際の現実社会においても、私達は起きた状況に巻き込まれている、
もしくは振り回されている、そんな見方もできるかと思います。
さらに言えば、そんな状況から抜け出すことができず、
その結果として、つい自分を責めたり、抑え込んだり、
反対に他人を責めたり、攻撃したりしてしまう。
「また、同じようなことをしている」と、
わかっているのに繰り返してしまう。
まるでドツボにはまってしまう感覚で、
貴重な時間と労力を無駄にしている方も多いかと思います。
なぜ、こんなことになるのでょう?
「個の自分」の視点、考え方、価値観のまま、
起きた事柄に対して無意識、あるいは無関心のまま反応した結果なのです。
「本当の自分」がわからない、「本当の自分」を知ろうとしない、
言わば『無知』ということです。
要は「本当の自分」について何も知らないから、
“さまざさなネガティブな反応と心が一体化してしまっている”、
ということなのです。
つまり、「どうしても本気で改善したい」、「何とかしたい」、
そのように思われるでしたら、「本当の自分」とは何かを知るための
プロセスが必要になってきます。
それでは「本当の自分」を知るためには、何が必要なのでしょうか?
高度な心や精神の鍛錬、あるいは特別な業法や修行などを通して
収得することなのでしょうか?
結論から言えば、そんなことをする必要はなく、
「人」、「事」、「物」といった対象に心で反応したら、
まず、できるだけ早くにその反応に『気づく』ことが
重要なのです。
この『気づく』という行為は、ひどく落ち込んたり、
人や状況に巻き込まれたり、振り回されたり、
また、自分を責めたり、他人を攻撃したり、
ありとあらゆるネガティブな思いになったとしても、
有効な手段として活用できます。
ただし、注意しなればならないのは、
1回、2回『気づく』だけで済むということではありません。
根気強く、焦らずにネガティブな思いに気づいたら戻す、
それを何度も何度もあきらめずに繰り返すことが
とても重要なのです。
私の経験上、「これだ!」と思える自己啓発の本や
巷で有名な先生の講話を聞いた時、
それらをヒントに気づくことができたのですが、
単発で終わってしまい、結局、忘れてしまうことがほとんどでした。
そんなことになっても、決して無駄なことではなく、
むしろブランクがあったり、どんなに時間や年月がかかろうとも、
また忘れてしまっても、思い出して反省とともにやり直すことも可能です。
その結果、以前よりパワーアップすることもあります。
そしていつの日か必ず、
冒頭で触れた新型コロナウイルス禍や
局地的集中豪雨災害に関する情報との向き合い方と、
普段の日常生活や仕事先でも起きている向き合い方とは、
環境や条件そして状況が異なろうとも、
「本当の自分」という本質の立ち位置から観察すると、
実は“対応の仕方が同じであること”が少しずつわかってきます。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
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