原因と結果の法則と責任

前回のブログで取り上げた、新型コロナウイルス、局地的集中豪雨、
近年に起きた、2011年3月の東日本大震災、2016年4月の熊本地震など、
日本だけでなく、世界中で起きている、
大地震や風水害、感染症のパンデミックなどの状況について、

ほとんどの場合、時が経過しても決定的な原因や要因などを究明、
把握できいるケースなどほとんどありません。

現象面では明確にわかりつつある、地球温暖化が要因として
スポットが当てられても、一側面の見えている、
あるいは捉えている原因の1つにしか過ぎません。

つまり、現象として現れているにも関わらず、
その原因のほとんどは解明されていない、
ということになります。

この地球の自然界のメカニズムを相手にしているだけに、
「人智の限りを尽くし、探求し続けていても、
なかなか答えまでたどり着けない」、
“それが現実だ”と私は思います。

インドの聖者、アンマが下記のメッセージを過去に発信しています。

宇宙のすべてにリズムがあります。風、雨、海の波、呼吸の拍。
私たちは精神的、肉体的な健康、そして長生きのために、
このリズムを維持しなければなりません。
想念の混乱は私たちの行為に反映されます。
これは続いて自然の調和を乱します。
この乱れが、津波、地すべり、地震といった自然災害の要因となります。
(マートルヴァーニ日本語版 2014年6月号 P12 「●リズムを維持する」より)

つまり、すべての原因は、私たちひとりひとりの想念にあり、
それが最終的に自然災害という結果として現れている、
ということなのです。

信じ難いことかもしれませんが、
これが宇宙の法則、『カルマ(行為)の法則』とも言われている、
『原因と結果の法則』のことを言っているのです。

同義語として、ご存知の言葉もあるかと思いますが、
「蒔いた種は自分で刈り取る」、「自分の行いは自分に返ってくる」
「天に唾をする」、「因果応報」などがあります。

さらに言えば、現在、大地震や豪雨、台風による風水害、
新型コロナウイルスによるパンデミック、
これらは、その法則通りに起きた結果に過ぎず、
同時に過去の責任を負わされている状況にある、
そのようなことになるかと思います。

この法則を正しく理解することにより、
物事の本質に根ざした思考や識別、判断ができるようになり、
次第に既存の価値観や固定観念に囚われなくなり、
そのことによって行為、行動が自然界に沿った在り方、
つまり、調和している生き方へと変化していきます。

無意識に起きた原因や起きている状況にスポットを当ててしまうと、
その状況に反応のまま、巻き込まれたり、振り回されたり、
ほぼ自動的に動く感情や気持ちに左右され、

動揺や憂うつ、葛藤といった『心のブレやズレ』を引き起こし、
その状態からなかなか抜け出せないまま、
落ち込んだり、自分を責めたり、
そのような状態に陥る可能性があります。

だから、私たち人間が今、最も必要とされ、唯一できる行為は、
いち早く『心のブレやズレ』に気づき、心を穏やかで平安な状態に
リセットすることで、『心のブレやズレ』を修正することなのです。

この「気づけるか」、「気づけないか」
その違いが人生における“大きな分岐点”となる、
いずれそのことも心身を通してわかってくる、
そんな時期がいつか必ずやってきます。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。
ご興味、ご関心を持たれましたら、
このブログの感想のコメントを一言でも頂けたら今後の励みになります。
どうぞよろしくお願い致します。

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