目の前で起きていることがすべて Part1

仏教用語で人生をひと言で表現された
「生老病死」という四字熟語があります。

字のごとくの意味と捉え、私たち人間の人生の全般的な解釈の
理解だけで済ますのであれば、十分のように思われます。

ところが、人によってその事情や環境において、
より深く根ざした“人生の目的、使命”といった、
言わば“魂の視点”を意識していくことで、
より精度の高い情報を自らの内側から引き出せる
ヒントとなる場合があります。

注意点として、この手の情報は、必要とする受け留める側が、
余程、心が繊細で精妙な状態でないと、見過ごしたり、
軽んじたりして、貴重なチャンスを逃す可能性もあります。

また一方で 、「生老病死」自然の摂理”という捉え方もでき、
仮に逆らう、抗うという行為、つまり抵抗すればする程、
それ相応の結果が生じることななり、最終的に受け容れなければ
ならない状況へとなっていきます。

「生老病死」は四字だけの表現でありながら、
さまざまな側面を持った奥深く示唆に富んだ言葉と言えます。

ところで、地球にはご存知のように”重力”が存在します。
そのためにニュートンが発見した「万有引力の法則」が
必ず生じます。

「万有引力の法則」は、身近な物質を使うことによって
わかりやすく立証できますが、重力や物質に影響されず、
人間の五感(管)を超えた領域で発生している法則もあり、
それが『カルマの法則』と言われているものです。

カルマとは、「行為」という意味で、
私たちが日常生活をしている中で睡眠の時以外、
意識的、無意識的に関わらず、
常にこのカルマを放ち続けています。

私たちが日常、何気なく行っている、
心で「想い」、「言葉」で表現し、「行動」として現わす、
というごく普通の表現のことを指しています。

そして『カルマの法則』は「万有引力の法則」と同様、
“自然の摂理”になりますが、実は私たちの生活や生き方、
人生の在り方に大きな影響を与えています。

しかし、現実を見ると、多くの人たちはその真実を知らず、
日常生活が滞りなく動いていると思い込んでいることに
気づいてはいません。

『カルマの法則』と同様の耳にする表現として、

「自分の行いは自分に返ってくる」「蒔いた種は自分で刈り取る」

「作用反作用の法則」「原因と結果の法則」

「善因善果」「因果応報」「天に唾をする」

などがあります。

つまり、善い行ないをすれば善い結果が、
反対に悪い行ないをすれば悪い結果が、
“必ず返ってくる”
という至ってシンプルな法則です。

もっとわかりやすく、身近な表現をするならば、
目の前で起こったある現象に出くわした時に、

「ラッキー」もしくは「アンラッキー」

「運がいい」 もしくは 「運が悪い」

「ついている」もしくは「ついていない」

というように“心が反応すること”
それに当たるかと思います。

ただ、ここで注意して欲しいのは、
起こった出来事は「結果」として現象という
「形」で表出されたに過ぎず、

もとになった「原因」となるものは、
人間の知覚でわかるものもあれば、
「原因」そのものがわからないとか、
心当たりがないという場合もあります。

そして最も重要なこととして、
「原因」があれば、いつになるかわからないものの、
必ず「結果」と結びつく時が来るということです。

そのための探求に時間をかけてしまうと、
時間をムダに浪費するパターンに陥りやすいため、
“「原因」の探求に執着したり、追い求めない”、
という姿勢を通すことによって“識別心”を磨いていくことに
つながっていきます。

結論から言えば、「原因」より、
今、目の前にある「結果」の方がより重要で、
その「結果」を素直に受け留めて確認、検証、
そして反省することで、次の行為、行動に活かせる方向へ
進めていくことになっていきます。

つまり、 目の前で起った「結果」に真摯に向き合うことで、
その「原因」の究明に留まらず、今、悩みや問題と
考えていることの解決のヒントや糸口を見つけ出せる
チャンスが広がっていくことになります。

それは先述の「生老病死」という人生のプロセスで起こり得る、
恨み、憎しみ、怒り、嫉妬、不安、恐怖、心配、憤り
といった人の心理状態、

また、喧嘩、争い事、事故、老化、病気、怪我など
現象として表れる出来事や状況にも
必ず活かせるということです。

ところで、このブログを読みながら、
今、あなたは目の前のことと、
どのように向き合っていますか?

最後まで読んで頂いてありがとうございました。
ご興味、ご関心を持たれましたら、
このブログの感想のコメントを一言でも頂けたら今後の励みになります。
どうぞよろしくお願い致します。

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