『心に刻んでいく言葉』その重要性

普段忙しく日常生活や仕事をしている中で、
私たちは家族や周囲の人たちとは、
会話という”言葉”を通して、
コミュニケーションを取っています。

ところで、この”言葉”の使い方なのですが、
改めて前述の会話と、このブログのような
文章に書いて表現するという手段以外に何かあるか、
と考えてみると、なかなか思いつきません。

ただ、これらに共通して言えるのは、
“自分の外側に対して使っている”
ということです。

ほとんどのケースで、
そのような使い方となりますが、
無意識のまま何気なしに
使っているように思えます。

“日常の中において、
何も支障なく機能している”、

そう思っても不思議ではありません。

ところが、視点を換え、
使い方や考え方を変えてみると
わかってくることなのですが、

“自分の外側ではなく、
内側に向けて使うことによって、
『本来の意識へと近づいていく”、

そのようなことも使い方次第で
可能となってきます。

とは言ったものの、私たちの心は基本的に
統御できていないため、場合によっては、
ささいな出来事と思われることであっても、

どうしても、その起きた出来事とほぼ同時に、
怒り、不安、心配、恐怖、迷い、焦りなど、
必ずと言っていい程、“反応”の形となって
出てしまいます。

そして、最も厄介なのは“反応”したまま気づかず、
心の感情に巻き込まれたまま抜け出せなくなり、
自分ではどうにもならない状況に陥ってしまう、
そのようなケースにハマってしまうことです。

より突っ込んで言うならば、
そのことが人間の悩み、苦しみの原因であると
十分に理解した上で日常生活に活かしている、
そんな人たちは皆無に等しいかと思います。

一方では「仕方ない、しょうがない」という、
一種の諦めや疑念を含む納得へ傾いた気持ちから、
不満や焦り、もどかしさといった想いが
大なり小なり出てくることによって、

“どうしたらそのような状況から抜け出せるのか?”

ということに最終的な焦点が当たるように思います。

では、そのような状況に陥らないための対処法とは、
一体どのようなものなのでしょうか?

まず、“反応”してしまった、
“自分の心の状態にできるだけ早く気づく”
それが最優先となります。

次のステップとして、
目の前にある現実に意識を集中して
向けるようにします。

それを後押しするようなもの、
“意識を向けるための道具”となるのが、

『心に刻んでいく言葉』となります。

自分の心に言い聞かせ、
心の中心へ意識を向かせる、
自分に合ったしっくりくる言葉で、

自分自身の内側へ向けて意図的に、
“一種の暗示”をかける
ような感じとなります。

例をあげれば、
般若心経などのお経や聖書の一節、
古代の聖典に記されている言葉やマントラ、
聖者から伝えられた示唆深い言葉などがあり、

また、現代社会で暮らしている中で、
勇気が湧き、活力がみなぎるような言葉、
恩師や先輩、上司など信頼できる人から
聞かされた印象深く残った言葉など、

人生の様々な局面で見たり聞いたりした言葉で、
“自分にとって必要と感じたその瞬間が、
心の中に取り込める絶好のチャンス”
と言えます。

少々奇抜な表現となりますが
言い方を換えるなら、

“魂が望んでいる、求めている、喜んでいる”

そのような言い方もできるかと思います。

具体的には紙のメモ帳にペンで書き留めたり、
パソコンやスマートフォンに打ち込んだり、
さまざまな方法で残していきます。

これは実際にやり続けたら、
次第に経験を通してわかっくることですが、

ある時点でいいなと感じられた言葉でも、
年月の経過とともに心は常に変化しながら
成長しているので、実感がわかないという
ケースもあるかと思います。

しかし、後になっていつの日か同じ言葉に触れた時、
以前との”違い”を感じられる、
不思議な感覚に出くわすこともあります。

この“違い”の感覚をできるだけ覚えていくことで、
心の成長に深みが増していくことへつながっていく
ように思います。

ただし、それはとても微妙で繊細な感覚ですので、
うっかりと見落とさないようにしていくには、
でるだけ丁寧に忍耐強く、心の状態を観察することが
必要不可欠になってきます。

ところで、このようなことをしていく中で、
「しっかりと記憶に留めて置きたい」
そんな想いが最近強くなってきました。

それを具体的な行動に移したのは、
今の私に必要な言葉をできるだけ短い言葉で
カードに印刷して、忘れないように手元に置き、
いつでも読めるようにすることでした。

その真の動機は、私の魂と共鳴できる言葉を
日々意識して目に触れることで、
“何かの拍子で心がズレてしまっても、
できるだけ速やかに元の状態へ戻すこと”
にありました。

苦心の末に、ようやくそのカードができあがり、
完成に至りました。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。
ご興味、ご関心を持たれましたら、
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今後の励みになります。

どうぞよろしくお願い致します。

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