『本当の幸せ』探しとは?

私たちの人生の目的として、

“幸せを求めて生きている”

という言い方もできます。

その対象となっているのは、
目に見えて形のあるものとして、
家族 パートナー、友人などの人間関係、
お金、家、車、貴金属、不動産など資産という
欲しい物として、

また、形のない名誉、名声、社会的地位、
安心、信頼など、

そして、すべてに共通しているのは、
「好き、嫌い」のうち、「好き」という基準が
必ずと言っていい程、前提となっています。

私たちはこの現実世界に生きている間、
『本当の幸せ』を追い求めているというのが
現状のように思います。

当然のことながら、極度に自虐的な生き方を
実践している方でない限り、
意識的であろうと無意識的であようと、
『本当の幸せ』を求めようとする願望、

そう在り続けたいという素直で純粋な想いは、
老若男女を問わず、人間ならば誰しも持っているように
思います。

しかし、その一方では、
「”幸せの実感”がない、持てない、感じない」
という否定的な見方の意見が出てくるのも事実です。

その結果として自分の心を追い詰めていくことで、
絶望感、無気力、やけくそ、喪失感、拒否感といった
より困難な状況へと入り込んでいく可能性も出てきます。

また、無関心、無視、無干渉といったことを
あえて意地になってやったり、
意図的に続けていったとしても、
本来の幸せであろうとする心に離反することになり、

それが不自然な心の歪みとなり、
いつの日か苦しみという結果を生み出して
しまうことにもなりかねません。

「じゃ、『本当の幸せ』をつかむためには、
どうすればいいのか?」

という声が出てくるかと思います。

先に結論から言えば、

真剣に心の底から、

「今が幸せ」

と思えるがどうかにかかってきます。

このように言うと、
「具体的にどんなことをすれば、
『今が幸せ』になれるの?」

という疑問が必ずと言っていい程わいて、
その内容や手段といったものを
暗に求めたがる心境が出てくるのも
理解できます。

そして、これはよくよく考えてみたら
わかることなのですが、

例えば、前出のお金、家、車、貴金属、不動産など、
欲しい資産(モノ)を得ることで「今が幸せ」と感じて思うことも
確かにありますが、悲しいことにそれも時間の経過とともに
薄れていくのが実状なのではないでしょうか。

つまり、より突き詰めていくと、
欲しいモノを手に入れたとしても、
さらに強い貪欲さや執着といったものが
必ず出てきますので、

そのため、「今が幸せ」と思い続けることはできず、
『本当の幸せ』に到底たどり着くことができない、
ということになります。

このことを理解していると、
『本当の幸せ』へたどり着くために必要なことは、
“モノではない”という単に物理的思考の否定とは異なる、
“消去法の思考”に至るのではないでしょうか。

実は、この“消去法の思考”は、
物事の本質的な意味を探究、識別していく上で
とても役に立つ有効な手段と成り得ます。

不必要と感じられる、もしくはそう思われる考えを選択して、
どんどん捨てるように消し去ることによって、
最後に残ったのが真実、つまり本質である可能性が
高くなるということです。

さらに言えば、その時点での心の状態をチエックして、
平安で穏やかで調和の取れた良い波動の状態であれば、
より心強い味方となります。

ただし、ここで最も注意しなければならないのは、
“人はそれぞれ違う”ということです。

生まれ育った場所、環境、人間関係、
生来の性格、性質、心身の状態、価値観や思考、感性など、
ありとあらゆる面において個人個人が違うわけです。

当たり前のように思われるかもしれませんが、
自分の心の内側を注意深く観察していかないと、
私たちは知らず知らずのうちに、

人と比較したり、協力を拒んだり、
人を蔑んだり、恨んだり、卑下したり、
人よりも優位に立とうと思ったり、または妬んだり、

ということをついしてしまいがちになります。

「人を呪わば穴二つ」ということわざがあるように、
そのような行為によって、それまで努力と精進で求めてきた
『本当の幸せ』を結果的に遠ざけてしまうことに
なりかねないからです。

ここまで書けばもうおわかりかと思いますが、
この“心の波動の良い状態”こそが、
まさに『本当の幸せ』を真に味わっている、
真っ最中の状況ということになるかと思います。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。
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