人間が存在する真の理由

心と身体は一緒であり、死んだら終わりで何も残らない、
と思っているし、死後の世界、あの世とか天国、霊界などは
宗教や想像の世界で怖くてわからないし、
科学的根拠もないから信用できない。

現実にアンケートやリサーチを実施したわけではありませんが、
このように思っている人は老若男女問わず、
結構な人数の方がいるように思います。

それは、目に見えない、耳に聞こえない、
精神世界やスピリチュアルに対する、
“疑問視”、”毛嫌い”、”苦手意識”、”回避行動”、
“反感”、”不安視”などように、

共通している部分が多いことと重なっているようにも
感じられます。

しかし、現実の再検証、想いと行動とのギャップなどの
原因を丁寧に注意深く観察していくと、

自分でもビックリするほど、
“勘違い、思い違い”をしていることに
気づいていない場合が多いのではないでしょうか。

裏を返す言い方をすれば、自分自身や外部の情報を根本的に
信用していない、もしくは反対に入ってくる情報を
単に鵜呑みして何の根拠や動機も持たず、
“自我意識(エゴ)”にドップリと浸かり依存して生きている、
と言っても過言ではないように思います。

本当にそんな生き方でいいのでしょうか?

ちょうどタイミングよく、著書「シルバーバーチの霊訓」で
今回のブログの理解を深める示唆深い内容が目に留まりました。

地上人生の目的は、死後、霊界生活に相応しい魂になるよう
様々な経験をすることです。

それがあなた方が地上に来る理由です。

地球は魂が死後の生活に備えて教訓を学ぶ学校です。

そのために私は何度も何度も“あなた方が嫌な経験と思っていることが
最高の経験になり得ます”と言うのです。

魂が存分に力を発揮するのは晴天の時ではありません。

嵐の時です。

雷が鳴り、稲妻が走る時です。

あなた方は浄化され、精錬され、磨きをかけねばなりません。

人生の浮き沈みを経験しなければなりません。

地球が提供するあらゆる経験を経なければなりません。

このようにして魂は強化され、死後に待ち受ける生活に備えができるのです。

シルバーバーチの霊訓

さらに別の節の一部ですが、上記を補足するような内容も、
記されていましたので引用します。

霊界生活に備えた挑戦とチャンスを、物質界が提供してくれるのです。

霊界生活への準備が整うように、物質界で学ぶのです。

シルバーバーチの霊訓

これらを読んだら、おそらくほとんどの人が、
“厳しい”、”苦しそう”、”辛そう”という印象を
持たれるのではないでしょうか?

思い返せば、私自身も当初そのように思いました。
そう思う背景は、現実世界が“厳しい”から逃れるために、
精神世界やスピリチュアルに関心、興味を持ち始めたのに、

「なぜ、まだ”厳しい”環境に
 身を置かなければならないのか!」

そんな強固な反発した想いが当然の如く、
心の底にこびり付いていました。

つまり、強烈な我を張っていたわけです。
別の言い方をするならば、全くと言っていい程、
“素直、ありのまま”ではなかったわけです。

“厳しい”、”苦しそう”、”辛そう”と思われる
出来事、状況が目の前に突きつけられるのは、
確かに不快であり、あまり気持ちのいいものでも
ありません。

しかし、それは私たちの個人的な感情や想いが、
そうさせているに過ぎず、
さらに言うと、“勘違い、思い違い”の原因でもあり、
真実と全く異なる可能性もあるわけです。

その修復の足がかりとなったのは、
程なくして軽い気持ちで取組み始めた、
「瞑想」を皮切りに、「ゆるし」、「カルマ・ヨガ」
といった手法でした。

日常生活で時間をかけながら繰り返し実践していくと、
しばらく経った後、“今までになかった心の変化”
自分の感覚を通して実感できるようになりました。

それらすべての手法に共通するのは、
自分の心と一定の距離を置き一瞬でも冷静になる、
『気づき』、『客観視』でした。

できる限り、心と身体の状態を繰り返し繰り返し、
根気強く意識して、注意深く、そして丁寧に
観察していくことで、ゆっくりと少しずつ
“微妙で繊細な感覚”が養われていきます。

この“微妙で繊細な感覚”が心の中に徐々に
定着していくことで、心が落ち着き冷静になり、
“勘違い、思い違い”に気づきやすくなる傾向へ
移行していくわけです。

つまり、“勘違い、思い違い”の気づきの機会が増え、
また深まる程、結果として心の平安、
精神の調和へとつながり、『本当の自分』へ向かって
近づいていくということです。

あくまでも個人的な感覚の範囲の解釈に過ぎませんが、
私たち人間がこの地上に存在する理由へとつながっていく、
と確信しています。

それは“人間として生まれた本質的な目的、
意味を自分で問いかける最終段階”
という言い方もできるかと思います。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。
ご興味、ご関心を持たれましたら、
このブログの感想のコメントを一言でも頂けたら
今後の励みになります。

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