真の人生を歩んでいくには Part5
私の好きな著書「黎明」の上巻の初めに次のような示唆深い詩や言葉が
記載されています。
天命
私に 想い出させてください
永遠の 時の中で
この美しい碧い星が 金色の光と成るときに
あなたに願って この世界へ来たことを
あの頃は すべての出来事が そこに在ったけれど
来て見れば 気の遠くなるような歳月
ひたすら待ち続けた時が満ちて
今 あなたに出逢った
私に 想い出させてください
あなたが伴にはたらいてくださることを
無限の 愛と力と叡智が
私たちの中には何時も在ることを
この美しい碧い星が 平安と愛で満たされるように
どうか 私たちをお使いください
[新版] 黎明 葦原瑞穂著 上巻 詩 P2~3 太陽出版
自分とは何でしょうか
なぜ 意識というものが在るのでしょうか
どうしてあなたは 今ここにいるのでしょうか
人生には目的があるのでしょうか
私達の生活している この世界の本質は一体何なのでしょうか
世界は何のために存在しているのでしょうか
[新版] 黎明 葦原瑞穂著 上巻 序章 P10 太陽出版
何度か「黎明」を読んでも、特に思い入れもなく言葉の意味を
深く理解したいとも思わず、しばらく何もしないままでいました。
しかし、最近になって「黎明」に関する勉強会に参加した時、
ちょうど忘れていたこれらの言葉に触れた時、
とても重要な何かを引き出す“呼び水”のように感じられました。
以来、毎朝、仕事を始める前、心の準備をする時に
それぞれを3回音読して仕事に入るよう習慣づけました。
しばらくして、この本の全体像がおぼろげながら示され、
“ライトワーカー(仕事を通して地球に愛の光を降ろす人たち)のための
教科書的存在”であり、かつ“カルマ・ヨガの実践書”であることことが
次第にわかってきました。
同時に「自分は一体誰なのか」、「地球に何の目的で生まれてきたのか」、
そんなことを”自問自答”するようになりました。
これは見方によっては、哲学的思想を探求しているように
思われるかもしれませんが、より広く深く踏み込んでいくと、
“人間的思考をはるかに超越した深遠な領域での話”のように感じ、
実際そのように受け留めるようになっていきました。
この言葉で表現できない感覚は自分でも不思議に感じつつも
納得した覚えがあります。
先程、“人間的思考をはるかに超越した深遠な領域での話”と書きましたが、
過去のブログでも書きましたように私は、うつ病、パニック障害という
精神疾患を持っています。
そんな精神的なハンデキャップがあるにも関わらず、
また、スピリチュアル、精神世界という無限とも言える
膨大な概念や情報が頭の中に一気に押し寄せてきても、
整理していくのに多少の時間を要しましたが、
最終的に大混乱に陥って、気がおかしくなることもなく、
落ち着いて考えて行動している、
私自身、それがとても不思議でならないと思った時期もありました。
しかし、人間として生まれ、学校や社会でさんざん学んできた“知識”と
宇宙や自然界の奥に存在する本源的な“智識”とでは、
根本的に質が異なるように思えて、そのお陰もあってか、
この“智識”が自然な感じで心身へと浸透していったと考えると
私なりに納得できます。
“智識”は言わば、上記の天命の詩にありますように
“無限の叡智”とも表現できます。
そういう意味から上記の詩や言葉を心の奥底、
つまり“魂の視点”で捉えていくと、私に限らず、
どなたでも確信に至り、言葉の奥に秘められた意味が
わかってくるようになると思います。
人間の根源的な存在を意味するものと捉えて、
人生全般における生き様、在り方そのもののを
常に問いかけ続けながら、自分で答えを見出していくための
貴重な指針となっているように感じます。
死ぬまで一生かかってもいいから、
人生の真の目的を絶対に識りたいし、
それがこの世で生を受けた原点であると、
個人的にはそう信じています。
そのために人生そのもの、今という瞬間の連続を丁寧に、
そして大切に生きていきたいと思っています。
そのための最も有効な手段がこれまで説明してきた、
“カルマ・ヨガの実践”であると確信しています。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
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