他人から影響を受けたことから学ぶ

先日、我が家でこんな出来事がありました。
それは、家内宛にかかってきた一本の電話から始まりました。
相手の方(女性)は家内が以前勤めていた会社の部下からだったようで、
現在はおつき合いなどもせず、突然の電話だったので、
驚いていた様子でした。

結局それから1時間以上も長電話した末、私に向かって、
「相手が何を言いたかったのかわからない」
「相手の話のペースに巻き込まれた」
ということを言い出しました。

ふたりの電話での話の内容はわかりませんでしたが、
家内の様子から“重い雰囲気の波動”は十分に伝わってきました。
事実、家内はしんどそうな顔の表情をしていました。

この状況は、カウンセラーとクライアントとの間でも
よくあることで、原因はクライアントが発している
ネガティブな波動をまともに受けてしまうと
このようなことになってしまうことがあります。

このことを十分理解しているカウンセラーなら、
対応できるスキルを使えるのですが…

今回の家内のケースでは、突然の相手からの電話、
また、そのスキルを持っていなかったことなどもあり、
しっかりと相手のネガティブな波動を受けた、
つまり、相手の影響をもろに受けてしまったようでした。

本人が言っているように、
「相手のペースに巻き込まれてしまった」
ということは確かです。

身近なところで起きた具体的な例を取り上げましたが、
この地上で人間同士が社会生活を営んでいる以上、
人間関係は絶対に避けて通ることはできません。

しかも、その展開については全く予想は不可能で、
常にお互い影響し合っている状況と言えます。

今回の家内のケースは、自ら”巻き込まれている”
と気づいただけ、まだ良かったように思います。

影響のパターンは、依存、攻撃、防御、巻き込まれ、
干渉、強要、お節介
など状況によってさまざまです。

私たちは、他人から影響を受けた時点で、
つい心が反応して多少なりとも動揺することで
微妙に感情が変化していきます。

その結果、気持ちが落ち込んだり、
自分を責めたり、抑えつけたり、
後悔したりというように、
本来の穏やかな心の状態からかけ離れてしまうと、

元に戻ろうと修正するだけのために不要な日数、
時間を要することになり、また、知らず知らずのうちに
家族や周囲の人たちに余計な心配や迷惑、気遣いなどを
かけてしまうこともあります。

「誰しもそのようなことは最初から望んでいない」
と思いつつ、結局いつものバターンから
抜け出すことができず

「どうにもならなかった」
と諦めモードとともにハマってしまっている方が、
意外に多いのではないでしょうか。

このパターンについて人によっては、
当てはまらないとか、気にしていないとか、
もしかしたらそうかもしれないとか、
さまざまな受け留め方があると思いますが、

人によって違いがあるにせよ、
心が反応していることは事実なので、
同じ心の中でそれをなくすこと、隠すこと、偽ることなど、
いずれもできません。

実は心の反応のもとになっている要因は、
誰もが持っている価値観や固定観念にもとづく、
“好き”、”嫌い“という想いから発しています。

ということは、“好き”、”嫌い”の想いが出てこない、
その想いを超越した状態、いわゆる“悟りの境地”
であるならば、“心の反応は起きない”という言い方もできます。

今のところ、私たちはそんな境地には程遠い状況ですので、
心の反応が起きたにしろ、“好き”、”嫌い”の想いがあるにしろ、
その元となった事象に対して、一旦は受け容れて向き合うという
冷静沈着な姿勢が肝要かと思います。

それが他人から影響を受けながらも、できるだけ速やかに
心を立ち直らせていくための大事なステップになっていくと
思います。

この心の立ち直りを何度も繰り返していくことで、
少しずつ自分に自信が持てるようになり、
また、ほぼ同時に価値観や固定観念にも広がりや変化が
生じてくることで、自分でつくっていた“好き”、”嫌い”の隔たり、
垣根のようなものが溶けるようになくなっていくようになります。

これが本当の意味での“自立”へのプロセスであり、
同時に他人から影響を受けて心がズレたとしても、
その立ち直り、回復が次第に早くなっていきます。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。
ご興味、ご関心を持たれましたら、
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どうぞよろしくお願い致します。

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