忍耐の真実を識る
今回は娘に2人目の孫が生まれ、
家事手伝い応援に娘の家に
2週間近く滞在した時の体験談です。
普段、私は自宅で家事をしているので、
家の中のことは一通りのことはできますが、
移動した初日に娘から、
「キッチンに慣れていないため、
食事以外の家事をして欲しい」
との要請がありました。
それを聞いて、坐骨神経痛の症状を
気にしている私にとって、
身体への負担が軽くなり、
ありがたいことだったのですが⋯
「本当に大丈夫かなあ?」
正直そんな疑念が少しありました。
しかし、今振り返ってみると、
「それで良かった」
とつくづく思います。
と言うのも、娘の家での滞在中、
私が思っている以上に娘夫婦に
かなり気を遣っていたようで、
自宅でいつも食べている時より
食事の量が減り、私には珍しく便秘気味
となりました。
また、3月初旬という季節柄もあり、
花粉症の症状が悪化して、
その対処に追われました。
さらに慣れていない孫2人の世話もあり、
体力も精神も消耗し萎えていき、
数日で自分を見失ないそうな状況となりました。

そうなりながらも一方で、
「この試練に何らかの意味あるのでは?」
という問いを“自分”に繰り返し投げかけていました。
結局、その問いに対しての答えは
出てきませんでしたが、
しかし、滞在が一週間過ぎた頃、
自分でもなぜそのようになれたか、
原因が全くわからないのですが、
“腑に落ちた”というか、“納得感”というか、
“スッキリ感”というか、“吹っ切れた”というか、
いずれにせよ、それまで心に抱えていた
“憂鬱で嫌な感じ”からスゥーッと
抜け出せたような感覚へ変わりました。
日々やっていること自体は、
今までと何も変化はなかったのですが、
振り返ってみると、
“私の気持ちの持ち方に変化が生じた”
ように思います。
これは私見として言うのですが、
“家事手伝い応援”という役割の本当の意味を
私自身がわかってるようで、
実はわかっていなかったいなかった、
その真実によって、ようやく“自分の役割に徹する、
全うするという自覚に至った”と同時に
平穏な気持ちへと変わっていったように思います。
ただ、それには前出の“憂鬱な嫌な感じ”を
クリアにしていくため、“忍耐”という
“一種の浄化のプロセス”が必要だったようで、
それに時間を要したと考えると納得できます。
改めて“忍耐”を身体を通して理解できた、
貴重な今回の経験だったように思います。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
ご興味、ご関心を持たれましたら、
このブログの感想のコメントを一言でも頂けたら
今後の励みになります。