新配属先の人間関係で味わった優しさと苦しみ、そして混乱

前回の物流センターは身体を動かす、肉体労働でしたが、
新たな配属先のB社大阪支店営業1課での仕事は、
それは内勤の受注業務でした。

営業1課は食品の卸売が専門の部署でした。
組織は、課長を筆頭に営業チームと受注チームの2つで構成されており、
私の所属するチームは、C係長以下5人のチームで
C係長と私以外の3人は女性社員でした。

前回の倉庫での研修同様、右も左もわからない状況で、
その部署に“放り込まれた感覚”でした。

今から思うと、実はこの “放り込まれた感覚” という、
1つの受け留め方が私の価値観というか、
こだわりのサインだったように思います。

考えが甘いという見方もできますが、
新入社員教育に対する会社への不満を感じても、
私ひとりだけがそう感じていただけでした。
下っ端という立場で声を出して言うこともできず、
感情を抑え込んでいたように思います。

つまり、私の場合はこの当時、どちらかと言うと
否定的、ネガティブ、消極的な受け留め方になっていました。
しかし、同期の中には、私と同じような状況に遭遇しても、
私の受け留め方とは異なり、“至極当然のこと”と受け留めて、
気に留めない者もいました。

話が横道にそれましたが、私が最も言いたかったのは、
『 自分の心の持ち方次第 』ということです。

目の前の出来事に対して、そのことをどう受け留めるのか、
『 受け留め方によって、それはどのようにでもなる 』ということです。

話を戻すと、受注の仕事でしたので当然のことながら、
お得意先からの注文処理が中心です。
当時(1980年代終わり)の注文と言ったら、FAXと電話注文でした。

私にとって、この電話注文が厄介モノでした。
大阪弁には慣れつつありましたが、”電話注文を聞く”、となると
ちょっと次元が違っていました。

お客さんが話すイントネーションや癖など千差万別で、
しかも午前中に集中するので、最初の2、3ヶ月間は、
失敗と頭が混乱する日々が続き、しかも仕事をこなす要領が悪かったため、
夜遅くまで残業しておりました。

同じチームの女性社員と肩を並べるまでに、
半年近くの月日を要したように記憶しております。

特に女性社員のリーダー、H先輩には、身重の状況にも関わらず、
色々と迷惑をかけながらも、手取り足取り教えてもらいました。
小柄な方でしたが、惹きつけられる笑顔がとても魅力的でした。
今でもありがたい存在だったことを覚えています。

残り2人の女性社員、NさんとKさんは、私と同期入社で、
気心が知れた間柄でしたので仕事の面では気が楽でした。
特に姉御肌のNさんには、いろいろと面倒を見てもらいました。

同期仲間の友人を通じて「彼女」を紹介してもらい、
おつき合いできた事は、今でも印象に残っています。
(はかなくも、この彼女とは、クリスマス・イブの食事をした時に、
酔うと口数が多くなる私の酒癖が気にさわったようで、
即ふられました。)

一方、彼女らとは対象的だったのは、
隣の営業チームで既に一人前のセールスマンとして働いていた、
独身寮の2年先輩のD氏でした。

上司から私をしっかり教育するように言われ、
私に対して「花の1課に入った限りは・・・」と
厳しい口調で言われ、何かとプレッシャーを受けるの日々が
始まりました。

私の仕事ぶりを見ていて、能力不足というか至らない所が
気に入らなかったようで、仕事のみならず、言葉使いや動作など
細かな事柄に都度、注意を受けました。

私も 一番下っ端の新入社員でしたので、
従順に「はいはい」と返事しましたら、
「はい」は1回で良いと言われ、

話をする際、間をつなぐ「えーと」と言えば、
「そんな余計な言葉は言う必要ない」と言われ、
他にもいろいろと事細かく注意され続け、
徐々にストレスがたまっていきました。

その時は全く気づかなかったのですが、前の物流センターの研修時は、
肉体疲労が中心だったので、睡眠や休養で回復しましたが、
この時のストレスは違っていて、精神的な疲労でした。

親の目の届く環境から離れ、まだ20代初めの若さと
世間知らずの疎さから、誰にも相談できず、
心の内側に抱え込くでいくしかありませんでした。

そのような状況に対して自分が、

「どうしたらいいのか、わからなかった」

「どうにもできなかった」

というのが、その時の心境だったように思います。

今から思えば、この時の精神的なストレスが後々の私の人生に
影響を与えるとは、この時は微塵も思ってはいませんでした。

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